今日から3rdシーズンだけど、完成見込みないので供養。 ⚠いおみと予定 ⚠全員生還if 続きを読む「……っ」 急な光に三斗はうめき声をあげる。体を動かそうにも動けない。 「みとちん!?」 「三斗さんっ、三斗さん!!」 おぼろげに聞こえる懐かしい声に、──三斗は"帰ってきた"ことを察した。 「も、……たけさん。せら、くん? っ、ごほ……っ」 「今は喋らないで! あーや、水!」 「う、うん。三斗さん、お水です」 「……ん、」 ほどよく常温の水が喉を通る、乾きを潤す。 「っ、げほ……。……たけさ、ん。せらくん」 「大丈夫ですか、三斗さん」 「……ん、へいき」 小さく頷き、三斗は体を起こそうとした。しかしそれはみくりに止められる。 「ちょ、そんな急に起きないの! みとちんってば2年以上寝てたんだから」 「に、ねん……?」 三斗はみくりの言葉に驚く。三斗が黙っていると、「三斗さん?」と綾文が心配そうに声をかける。 「ちょっと驚いただけだから」 「とにかく! 元気になったらいろいろ言いたいことあるからね。もー、みとちんもいおももっと頼って欲しかったなあ」 「……え」 いお──音葉五百助。三斗にとって五百助は一体なんだったのだろう。結局、あの夢の世界ですら三斗の中で答えは出ずにいた。 みくりの話をを知りたそうに見つめる三斗に、ふぅと息を吐いてからみくりが答えた。 「いおも倒れたの。みとちんが倒れて1年後くらいかなあ、過労で」 その時を思い出してかみくりが眉を潜める。隣にいた綾文も今にも泣きそうな顔をする。 「とにかく元気になったらいおと二人まとめてお説教だから!」 みくりの言葉に三斗は内心げんなりする。みくりのお説教は結構──いやかなり怖いのだから。 「みくりさーん、あーや? 急に叫んでど、──み、み、みみみみ、三斗さんッッッッ!!!??」 病室に現れた赤毛の青年──ゆなたは、目を覚した三斗を見るなり一際大きい叫び声をあげる。 「……うるさ」 「だ、だってだって!! 三斗さん!!! 起きてる!!!」畳む 2024.12.12(Thu) 00:36:54 文章