No.67, No.19, No.18, No.17, No.16, No.15, No.10[7件]
※白竜と井吹って雰囲気似てるよね!?からの兄弟設定ネタ
完結しそうにないので供養
新生イナズマジャパンとの試合を終えた白竜たちレジスタンスジャパンは、各々帰り支度をしていた。
(……あれは、──だったよな……?)
「白竜。どうかしたのか?」
まだユニフォームから着替えていない白竜に、貴志部が不思議そうに声をかける。
「心配かけてすみません、大丈夫です」
「……そう? それならいいんだけど」
まだ心配そうな貴志部に白竜はもう1度謝罪をすると、着替えをはじめる。貴志部以外にも喜多や黒裂、あの雪村も心配してるのに気づくが、白竜は何もなかったかのように振る舞う。
(……何年ぶりだろうか。兄さんの姿を見たのは)
白竜は、今日の対戦相手のGKの姿を思い浮かべる。新生イナズマジャパンのGK・井吹宗正は白竜の血の繋がった兄だ。──とはいえ、兄と共にいたのは幼少の僅かな時期のみで、物心ついたころには白竜はゴッドエデンにいたので兄弟としての関わりは希薄であるが。
(あの様子だと兄さんは俺を覚えていないだろうな)
その事実に白竜の胸はズキリと痛む。実際、自分も兄の姿を見るまで兄のことを思い出さなかったので、兄のことは言えないのだけれど。
「おい、白竜。なんで泣いてるんだよ」
「……」
雪村の焦る声に、白竜は不思議そうに顔に手をあてると、自分が泣いていたことに気づく。
「白竜。試合中、相手のGKを見たけど、何かあったのか?」
浪川の問いに、白竜は涙を拭いながら「……兄、なんだ。井吹宗正は」と答える。その言葉を聞いた者たちが驚く。
「井吹が?」
そう聞き返したのは井吹と同じ月山国光中に通う南沢だった。白竜は南沢の問いに「おそらくは」と返した。白竜の返事に困惑している空気を感じた真帆路が「おそらく?」と返す。
「……色々あって一緒に暮らしていないので。会ったのも今日が久しぶりで、確信がもてません」
「悪ぃ、変なこと聞いちまったな」
「いえ。大丈夫です」畳む
完結しそうにないので供養
新生イナズマジャパンとの試合を終えた白竜たちレジスタンスジャパンは、各々帰り支度をしていた。
(……あれは、──だったよな……?)
「白竜。どうかしたのか?」
まだユニフォームから着替えていない白竜に、貴志部が不思議そうに声をかける。
「心配かけてすみません、大丈夫です」
「……そう? それならいいんだけど」
まだ心配そうな貴志部に白竜はもう1度謝罪をすると、着替えをはじめる。貴志部以外にも喜多や黒裂、あの雪村も心配してるのに気づくが、白竜は何もなかったかのように振る舞う。
(……何年ぶりだろうか。兄さんの姿を見たのは)
白竜は、今日の対戦相手のGKの姿を思い浮かべる。新生イナズマジャパンのGK・井吹宗正は白竜の血の繋がった兄だ。──とはいえ、兄と共にいたのは幼少の僅かな時期のみで、物心ついたころには白竜はゴッドエデンにいたので兄弟としての関わりは希薄であるが。
(あの様子だと兄さんは俺を覚えていないだろうな)
その事実に白竜の胸はズキリと痛む。実際、自分も兄の姿を見るまで兄のことを思い出さなかったので、兄のことは言えないのだけれど。
「おい、白竜。なんで泣いてるんだよ」
「……」
雪村の焦る声に、白竜は不思議そうに顔に手をあてると、自分が泣いていたことに気づく。
「白竜。試合中、相手のGKを見たけど、何かあったのか?」
浪川の問いに、白竜は涙を拭いながら「……兄、なんだ。井吹宗正は」と答える。その言葉を聞いた者たちが驚く。
「井吹が?」
そう聞き返したのは井吹と同じ月山国光中に通う南沢だった。白竜は南沢の問いに「おそらくは」と返した。白竜の返事に困惑している空気を感じた真帆路が「おそらく?」と返す。
「……色々あって一緒に暮らしていないので。会ったのも今日が久しぶりで、確信がもてません」
「悪ぃ、変なこと聞いちまったな」
「いえ。大丈夫です」畳む





⚠いおみと予定
⚠全員生還if
「……っ」
急な光に三斗はうめき声をあげる。体を動かそうにも動けない。
「みとちん!?」
「三斗さんっ、三斗さん!!」
おぼろげに聞こえる懐かしい声に、──三斗は"帰ってきた"ことを察した。
「も、……たけさん。せら、くん? っ、ごほ……っ」
「今は喋らないで! あーや、水!」
「う、うん。三斗さん、お水です」
「……ん、」
ほどよく常温の水が喉を通る、乾きを潤す。
「っ、げほ……。……たけさ、ん。せらくん」
「大丈夫ですか、三斗さん」
「……ん、へいき」
小さく頷き、三斗は体を起こそうとした。しかしそれはみくりに止められる。
「ちょ、そんな急に起きないの! みとちんってば2年以上寝てたんだから」
「に、ねん……?」
三斗はみくりの言葉に驚く。三斗が黙っていると、「三斗さん?」と綾文が心配そうに声をかける。
「ちょっと驚いただけだから」
「とにかく! 元気になったらいろいろ言いたいことあるからね。もー、みとちんもいおももっと頼って欲しかったなあ」
「……え」
いお──音葉五百助。三斗にとって五百助は一体なんだったのだろう。結局、あの夢の世界ですら三斗の中で答えは出ずにいた。
みくりの話をを知りたそうに見つめる三斗に、ふぅと息を吐いてからみくりが答えた。
「いおも倒れたの。みとちんが倒れて1年後くらいかなあ、過労で」
その時を思い出してかみくりが眉を潜める。隣にいた綾文も今にも泣きそうな顔をする。
「とにかく元気になったらいおと二人まとめてお説教だから!」
みくりの言葉に三斗は内心げんなりする。みくりのお説教は結構──いやかなり怖いのだから。
「みくりさーん、あーや? 急に叫んでど、──み、み、みみみみ、三斗さんッッッッ!!!??」
病室に現れた赤毛の青年──ゆなたは、目を覚した三斗を見るなり一際大きい叫び声をあげる。
「……うるさ」
「だ、だってだって!! 三斗さん!!! 起きてる!!!」畳む